スマートショップとは

スマートショップは2004年にイギリスから直輸入したパンク関連のネットショップとしてスタートしました。

パンクとの初めての出会いは1977年です。それまではエルビス・プレスリーなどのロカビリーや日本では頭脳警察、村八分、泉谷しげるといったアーティストを好んで聴いていました。そんなある日、ラジオから流れてきたロンドンのロキシークラブでのライブ音源に衝撃を受けることとなります。歌詞の意味は全く解りませんでしたが怒りをぶつけていることは伝わり、魂が揺さぶられる思いがしました。そして、これが今ロンドンでムーブメントになっているパンクだということを知ります。

最初のパンクとの出会いはファッションでもビジュアルでも無く、ラジオから聞こえてきた音楽そのものでした。

その後はセックス・ピストルズに傾倒し、ピストルズ解散後の1979年にはストラングラーズ、1980年にはジャムやブームタウン・ラッツなどの来日コンサートにも足を運びました。しかし1981年に来日したアダム&ジ・アンツのコンサートを見た時、私が求めてきたロンドン・パンクの流れは完全に変わってしまったことを肌で感じ、その後はセックス・ピストルズを除き来日したパンクバンドのコンサートには一切足を運ばず、70年代のパンクとスカ、レゲエを聴き続ける日々を送るようになります。

このころから「決してロンドンの真似事ではない日本人の日本人による日本人のためのパンクがあるはずだ」との思いが徐々に強まっていきます。しかし、自ら音楽をやる才能もデザインセンスも無いことからどのような形で表現すれば良いのかを考える日々が続きました。

そして2004年にネットショップをスタートさせます。店名は「粋なお店」を英語表記にしたスマートショップとしました。当初は別の仕事をしながらの運営でしたので、イギリスから直輸入したものを単に販売するだけのショップでした。しかし、「いずれは日本を意識したパンクに関わりたい」との思いはずっと持ち続けておりました。

そんなある日、知り合いから「いっしょに手刷りTシャツを制作して販売しないか」との誘いを受け、知り合いのショップの手伝いをするという形で全くの素人から試行錯誤を繰り返し、シルクスクリーン印刷の技術を独学で学びました。

そして2010年に切腹ピストルズの存在を知り、ついにずっと求めてきた本当の意味での「日本のパンク」に出会うこととなります。それは15歳の時に初めてラジオから流れてきたパンク以来の衝撃でした。切腹ピストルズとの出会いにより、「ずっとやりたかったこと」と「今出来ること」がスマートショップを通して結びつき、全てが一つになりました。

これからもここでしか買えないもの、一点一点心を込めて制作したものをお届けする「粋なお店」であり続けたいと考えております。

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